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  • 執筆者の写真さと

ひねくれた招待状

ひねくれた招待状


梅雨の空を見上げて また溜息をつくのなら

歓喜の国まで 思い切って飛んでしまえばいい


そこにいなきゃならない使命(リユウ)よりも

離れられない恐れ(リユウ)のほうが大きいだろ


 去年の僕から突き付けられた ひねくれた招待状は

 どこの関所も通れないけど 今もポケットにしまってる

 風は意外と湿っているが ここで涼むのは悪くない


一年の歳月は 長いのか短いのか

衣替えの好機(じき)すら 毎年(いつも)忘れてしまうけど


目標を持つのなら準備としては長い

カネを貯め仕事を辞めて サンダルを買う


 去年の僕から突き付けられた ひねくれた招待状は

 歓喜の国ってどこなんだ? それはよくわからない

 雨は意外と降ったりするが 服が濡れても涼しいだけだ


偉人も詩人も人をだます

調子のいいことばかり言って

でもそうでもしないと 重い腰が上がらないもので


 去年の僕から突き付けられた ひねくれた招待状は

 どこの関所も通れないけど 今もポケットにしまってる

 空は意外と曇っているが いやこれはスモッグだ


 去年の僕から突き付けられた ひねくれた招待状は

 歓喜の国ってどこなんだ? それはよくわからない

 街は意外と喧しいが 人の生きている匂いがする


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