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  • 執筆者の写真さと

ここではない場所へ

ここではない場所へ


ここではない場所へ帰りたいと ずっと思っていた

きっと違う星から 私は来たのね

夜空を見上げても お迎えが来たりしないの

星くずが揺れて見えるのは ただの錯覚


「理想主義と神秘主義は紙一重だ」と 誰かがつぶやいた

星の瞬きのような光明を 逃してはいけないの


 生まれてきたことに意味があるというなら

 それは…そう 帰ることじゃないでしょう

 私に何が出来るのか 待っている人がいるのか

 わからないなら 手のひらを見つめてみる


助けてほしいとすがるのは やめることにしたの

それが私を足止めしていると 気づいたから


奇想天外な出来事に憧れているなら 臆病ではだめで

自ら冒険の扉を開くほどの覚悟がいる


 ここではない場所へ辿り着きたいというなら

 振りほどくものも少なくないでしょう

 私にそれが出来るのか 問いかける暇(いとま)もないわ

 列車はもう 走り出してしまったから


希望の先で 笑って手を振る私

それが幻でないなら もう少し 歩こうと思う


 生まれてきたことに意味があるというなら

 それは…そう 何か差し伸べるのでしょう

 私に何が出来るのか 待っている人がいるのか

 頭で考えても仕方ないことだわ

 


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