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  • 執筆者の写真さと

いつの間にか 遥か

いつの間にか 遥か


難しい話はよして 手を繋いで散歩に行こう

音楽をポケットに詰めたら

近道などしなくたって 公園は逃げやしないよ

気の向くまま 寄り道していこう


いつもの路地裏では 子供たちがはしゃいでいる

僕らも負けないように 橋まで競走しよう


 正反対の二人が 同じ場所を目指して

 精一杯の速さで 追いかけっこするうちに 

 いつの間にか 遥か


諦めにも似た想いに 僕は何も言えなかった  

二人は別の生き物だから

他人のルートをなぞって 生きることは出来ないから

その手がかりだけ そっと 教えよう


乗り物は何でもいい 途中で換えてもかまわない

時にはぐれてしまっても 行き着く場所は同じ


 正反対の二人が 同じ場所を目指して

 まわり道を繰り返し 迷子にも慣れたら 

 いつの間にか 遥か


「笑顔でいればいつか 幸せになれるでしょうか」

そう祈る横顔に 僕は明日を誓う


 泣きたいのなら泣けばいい 胸を汚したっていい

 泣きべその君も可愛い 言えば 怒るけれど

 

 泣きたいのなら泣けばいい ウソをつかなくたっていい

 そのうち涙も涸れて ホントの笑顔になる

 

 そうやってドアくぐって  いつの間にか 遥か

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