カーペンターズと同じくらいの頃に活躍していたアメリカ人のシンガーソングライター。
キャロル・キングの「So far away」です。
日本語訳では「去り行く恋人」という翻訳になっているようですね。
この曲も、出だしの”So far away~♪”というたった1小節だけで琴線を掴まれてしまいますね! 『Tapestry』 (つづれおり) というアルバムに入っています。
音楽の中には、「アルバム1枚を通して一つの大きな作品」といった雰囲気を持つものがあります。
キャロル・キングの『Tapestry』もそういうアルバムの1つで、ぜひアルバム1枚を通して聴いてみてもらいたいです(*'▽')
キャロル・キングの「So far away」は、ノスタルジックな印象を受けます。
70年代に出来たものを90年代に聴いたからノスタルジックに感じる、というだけでなく、おそらくですがリリース当初に聴いた人々もまた、ノスタルジーを感じていたのではないかという気がします。
それは、ピアノを中心としたシンプルな編成で作られていたり、メロディがゆっくりで普遍的であったりするからでしょう。普遍的に人の心をウットリさせる要素というのが、音楽にはあるのですね。
そしてキャロル・キングは、「ノスタルジックなものを作ろう」などと考えてはいなかったであろうと思われます。彼女の作りたい音楽が、ノスタルジックで普遍的な美の要素の濃いものなのでしょう。だからアルバム1枚を通して、すんなりと同じような雰囲気を保てるのです。
彼女の音楽の中心軸が、ここにあるのですね。
#キャロル・キング
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